最近、友人たちの結婚式に出席する機会がありました。
華やかなドレスや幸せそうなカップルを見ていると、心が温かくなる一方で、胸が締め付けられるような思いが込み上げてきました。
58歳という年齢を迎え、子育てが一段落した今、私の心の中には不安と寂しさが交錯しています。
結婚式の会場は美しい庭園に囲まれたホテルで、青空の下、友人たちやその家族が笑顔で集まっていました。
その光景に幸せを感じつつも、自分の夫との関係を思い返さずにはいられませんでした。
私たちの夫婦関係は、子育てに追われる日々が続く中で冷え込み、今では会話も少なくなり、時折、顔を合わせるだけの関係になってしまっています。
私たちの子供たちはそれぞれ独立し、家を出て行きました。
その瞬間、家の中は静まり返り、互いに何を話したらよいのか分からなくなってしまったのです。
夫は仕事に忙しく、私は日々の家事や趣味に没頭することで気を紛らわせていました。
しかし、それが本当に幸せなのか自問自答する日々が続いています。
友人たちが新たな人生のスタートを切る中、私はこのまま自分の人生を終えてしまうのではないかという不安が頭をよぎります。
私は夫との絆を再構築するために、いくつかの行動を試みました。
週末には夫と一緒に料理をすることを提案し、共に食事を楽しむ時間を持つようにしました。
また、少しずつ旅行を計画し、ふたりの時間を増やす努力をしています。
しかし、夫の反応は思ったより冷静で、あまり変化を感じられないのが現実です。
彼は忙しさに追われ、私の提案に対しても淡々とした返事を返すばかりです。
周囲の友人たちは私たちの夫婦関係について知りませんが、彼らの幸せな姿を見るたびに、ますます孤独感を感じてしまいます。
私も誰かに愛されたいそんな気持ちが心の奥底から湧き上がります。
しかし、現実には、夫と私の間には何年もの距離ができてしまっており、恋愛の温もりを取り戻すのは容易ではありません。