最近、友人と夜の公園を散歩しているときに、彼女から一緒にいられるだけで幸せだよと言われたんです。
その言葉には、私の心の奥深くに刺さるような重みがありました。
彼女は独身生活を続けている私を心配してくれているのかもしれないけれど、私の心には無言の罪悪感が残りました。
35歳になっても独身でいること、そして将来のことを真剣に考える時間が増えているからです。
実は、私も彼女も、同じように不妊治療を考えています。
私がこの問題を真剣に捉えるようになったのは、友人とのカフェでの会話がきっかけでした。
彼女は結婚して数年が経ち、子どもを持ちたいと思っているのに、なかなか授からないという悩みを打ち明けてくれました。
そのとき、私も同じような不安を抱えていることを彼女に告げたのですが、今回の公園での言葉が戻ってきてしまったのです。
私が一緒にいることで、彼女に何かの癒しを与えているのだとしたら、私が独身でいることが申し訳なく思えてきてしまうのです。
公園を歩きながら、私の心の中では葛藤が続いていました。
このまま独身でいることが本当に良いのか、将来的に子どもを持つことができるのか、もし妊娠できなかった場合、どう自分を受け入れることができるのか。
友人は結婚をしているからこそ、私の状況を理解するのは難しいのかもしれませんが、彼女の言葉が心に響くほど、私も将来が不安でいっぱいです。
周囲の家族や友人たちも、私の状況を心配してくれています。
特に母は、早く結婚して孫を見せてほしいと常に言ってきます。
そのたびに、心が重くなるのです。
自分の選択を後悔するのではないか、将来一人ぼっちになってしまうのではないかと考えると不安が膨らみます。
だからこそ、少しでも行動を起こそうとしています。
最近は不妊治療のクリニックに相談に行ってみました。
まだ具体的な治療は始めていませんが、情報を集めたり、本を読んだりして、自分なりに準備をしています。
でも、同時にその行動が周囲にどう受け取られるのかも気になってしまいます。