結婚してもう10年が経つのに、最近夫からもう一緒に住めないと言われたことが頭から離れません。
私たちは共に38歳で、結婚式の準備の頃から険悪な雰囲気が漂い、当初の夢が少しずつ色褪せていったように感じます。
結婚式の準備は本当にストレスフルで、特にコロナ禍の影響で親族の参加人数を調整することが難しく、何度も話し合いを重ねていました。
私が思い描いていた理想の結婚式は、夫の希望を優先するうちに、次第に全てが彼の意向に振り回されているように感じるようになりました。
結婚式が終わり日常が戻ると、私の心の中には不安が広がり始めました。
一度も相談したことがなかった独身時代の延長のような生活、そして長年の付き合いにもかかわらず、何かが変わってしまったように思います。
友人たちは次々と子どもを持ち、幸せそうにSNSに投稿しているのを見るたびに、私たちの夫婦に何が欠けているのか、自問自答することが増えました。
最近、夫が仕事のストレスを抱えているのを知りながら、私も自分の心の中の重荷を背負っていることに気づきました。
彼がもう一緒に住めないと言ったその日は、冷たい雨が降る日曜でした。
私たちの間に言葉の壁ができている気がして、何を言っても響かないような感覚に陥り、涙がこぼれました。
どうしてこんなにも距離ができてしまったのか、結婚前の楽しかった頃を思い出すばかりです。
周囲の友人たちや家族には、私たちの関係を良く見せていたので、実情を打ち明けるのはとても勇気がいります。
彼女たちからは結婚してからのほうが自然体でいられると言われてきましたが、実際にはそれが逆効果になっているような気もします。
彼女たちも私が心配されることを恐れ、強がりになっているのは分かっていますが、誰かに相談できずにいることが辛いです。
今、私が直面しているのは離婚を考えるべきかという選択肢です。