最近、リビングでの何気ない会話の中で、夫が突然『もう無理』と言ったことが、私の心に深い傷を残しました。
夜の時間を共に過ごすことがなくなり、私たちの間に温もりがなくなってしまったことを直視するのが怖くて、目を背けていました。
夫は数年前に退職し、生活リズムが大きく変わりました。
以前は、平日の仕事で疲れて帰ってくる夫を支えながら、週末には少しでも一緒に過ごす時間を持とうと努力していました。
しかし、今は毎日家にいる夫に合わせる生活が、とても負担に感じることがあります。
朝、彼は早く起きて庭の手入れを始め、私はその音で目を覚ます。
彼にとっては、退職後の生活が新たな自由の始まりであるのかもしれませんが、私は彼の変化についていけず、ただ戸惑うばかりです。
旅行や休暇を計画することも難しくなりました。
以前は、年に一度の家族旅行を楽しみにしていましたが、最近はお互いの都合が合わず、結局どこにも行けないまま時間が過ぎていきます。
夫は『もうそんなことは必要ない』と言い、私はその言葉を聞くたびに、私たちの関係が本当に終わってしまうのではないかという不安が募ります。
友人たちが家族旅行を楽しんでいる話を聞くたびに、胸が締め付けられる思いがします。
私の心の中では、愛情が消えてしまったのではないかと思うと同時に、どうにかしてこの状況を変えたいという葛藤があります。
何度か、話し合おうと試みましたが、彼は会話を避け、私の気持ちを理解しようとしないように感じます。
涙ながらに自分の思いを伝えても、彼の反応は冷たく、受け入れてもらえないことに、さらに心が折れてしまいます。
私の家族や友人に相談することもできず、私は孤独を感じています。