これからどう生きるのか、最近夫の何気ない一言が心に引っかかっています。
58歳の私は、親の介護が本格化し、仕事との両立に苦労しています。
毎朝、介護施設の送迎をしながら職場に向かう道すがら、心のどこかに不安の影が忍び寄っています。
母は認知症が進行していて、時折私を全く知らない目で見つめることもあります。
それに対する悲しみと、私の生活がどんどん狭まっていくことに対する焦り。
最近では、介護のために仕事を半日だけにしたり、病院の予約があれば急に休みを取ったりと、自分の時間が持てなくなってしまいました。
そんな中、夫との関係も少しずつ冷え込んできているように感じます。
子供たちが独立してから、私たちの会話は減り、まるで他人のような距離感を感じています。
先日、夫がこれからどう生きるの?と呟く姿を見て、胸が苦しくなりました。
その言葉には、私への不満や不安が込められているように感じたのです。
私自身も、これからの自分の生き方に悩んでいます。
親の介護が続く限り、自分の人生がどこに向かっているのかまったく見えません。
私は友人に相談してみました。
彼女も同じような経験をしているので、少しは理解してもらえると思ったのです。
しかし、話を聞いてもらった後にもっと自分の時間を大切にしなよと言われたとき、逆に苛立ちを覚えました。
私には自分の時間を持つ余裕がないのに、そのアドバイスは空虚に響きました。
日々の生活の中で、私は介護と仕事の両立に追われながら、夫とのコミュニケーションをどう改善するかも考えています。
ただ、夫に対して何を言えばいいのか分からず、言葉が出てこないことが多いです。
夕食の時間にお互い無言で食事をすることが増え、そうした静かな時間が不安感を助長しています。