毎朝の朝食準備が負担に感じている私。
夫が退職してからというもの、これまでの生活が一変しました。
以前は私一人で家事をこなしていたのに、今は夫も家にいる時間が長くなり、私の役割が変わってしまったように感じます。
朝、キッチンに立つと、夫がソファに座って新聞を広げている姿が目に入ります。
彼はリタイア後、時間がたっぷりあるので、朝食に対する期待も高まっているようです。
それが私にとってはプレッシャーになっているのです。
結婚生活が長くなるにつれ、私たちの関係は少しずつマンネリ化してきました。
朝食を作ること自体は苦ではないのですが、毎日同じようなメニューを用意することに飽きてきました。
私の好みも無視されているように感じ、時折不満が心の中で膨れ上がります。
夫は気づいていないかもしれませんが、私の心の中には小さなひびが入っているのです。
先日、友人とランチをする機会がありました。
彼女は夫婦での時間を楽しむ方法をいくつか提案してくれましたが、実際に実行するのは難しいと感じました。
私たちの生活ペースが合わないのではないかという不安が心をよぎります。
夫がリタイアしてから、私の自由な時間が確実に減ってしまったのです。
家事を分担する話もしたことがあるのですが、彼は自分が家にいるから、君は楽にしていていいよと言ってくれるものの、本音を言うと私の負担は軽くならないままです。
周囲の人々は、私たちの夫婦関係を羨ましがっているようです。
いつも仲良しねと言われることも多く、そんな言葉に反発したい気持ちさえあります。
実際、私たちの関係は表面上では良好ですが、内心では物足りなさやストレスを抱えているのです。
今、私が抱えているジレンマはどうしたら気持ちを楽にできるのか、自分の時間を確保しつつ夫とのコミュニケーションを再構築できるのかということです。
心の中では、夫ともっと楽しい時間を過ごしたいという気持ちと、自分のペースを崩されたくないという気持ちが交錯しています。