週末になると、家事が待っていることが重くのしかかる。
平日は仕事に追われ、帰宅後は夕食の準備や子どもの宿題を見たりと、あっという間に時間が過ぎてしまう。
土曜日の朝、ようやく少しのんびりした時間を持てると思っても、すぐに掃除や洗濯、買い物のリストが頭をよぎる。
特に最近、友人の離婚や再婚の話を聞くと、私の中で何かがざわつく。
彼女たちが新たな生活を始める姿を見せつけられると、自分の家庭に対する不安が無意識に刺激される。
私の夫とは、普段の会話が少なくなってきた。
週末も一緒に過ごすはずなのに、どこか気まずさを感じることが増えてきた。
友人たちがコミュニケーションが大事と口を揃える度に、その言葉が耳に残り、どうして自分たちの関係がこうなってしまったのか考え込む。
夫は忙しい仕事を持っていて、私の家事や育児への負担を理解してくれているはずなのに、実際には彼との会話はこれ、やっといてといった指示ばかり。
私の気持ちや意見は、まるで透明な存在でしかないかのように感じてしまう。
週末の家事は、毎週のルーティンになっているのに、心のどこかでこれを一人で抱え込むのはおかしいと思いつつも、忙しい夫に負担を掛けたくない気持ちが強い。
ある時、友人に相談してみた。
家事を分担するために話し合ったことはある?と聞かれ、言葉が出なかった。
実際、夫にもう少し手伝ってほしいと言ったところで、彼がどう反応するか、考えるだけで不安が押し寄せる。
私たちの関係が悪化するのではないかという恐れがあるため、最近は少しずつ行動を変えてみることにした。
例えば、家事の合間に夫に感謝の言葉をかけたり、彼がやってくれたことに対して素直に褒めるように心がけている。
そうすることで、彼も少しは意識を向けてくれるのではないかと期待している。
しかし、結果はまだ見えず、時にはこんなことをしても意味がないのではと自問自答してしまうこともある。