私は49歳で、結婚して25年になります。
子どもは一人で、もう大学生になりました。
子育てがひと段落した今、夫と二人三脚でこれからの人生を楽しんでいこうと考えていた矢先、友人から妊活に関するアドバイスを受けました。
友人は自分の子どもを持ちたいという強い思いを持っていて、私にもそれを勧めてきました。
話を聞いているうちに、私の心は次第に揺れ動いていきました。
夫は最近定年を迎え、これからの生活に対する期待と不安が交錯しています。
彼は新たな趣味を見つけたり、旅行に出かけたりしようとしていますが、私の心の中には果たしてこのままの生活でいいのかという疑問が渦巻いています。
友人の助言が頭をよぎるたびに、私たちの生活の中で新たな命が宿ることが本当に幸せなことなのか、それとも今の穏やかな生活を壊す危険を孕んでいるのか、考えれば考えるほど混乱します。
また、実はこの問題を抱える背景には、私の心の中にある不倫相手との関係が影響しています。
数年前から続いているこの関係は、私にとって刺激的でありながらも、罪悪感と葛藤を伴っています。
彼との時間は楽しく、忘れがたい思い出を作ってきましたが、心の奥では本当にこのままでいいのかと自問自答が続いています。
友人の妊活の話を聞くたびに、私は自分の道を選ばなければいけないと感じるのです。
周囲の友人たちは、私が子どもを持ちたいと思っているのではないかと勘違いしているかもしれません。
私の中での葛藤を知る友人は少なく、彼女たちは今からでも遅くないよと励ましてくれますが、正直なところ、妊活に関するアドバイスが心の中で重くのしかかっています。
夫が定年後の生活を楽しむ姿を見ながら、果たして私が新たな命を迎えることができるのか、夫の理解も得られるのか、頭の中は不安でいっぱいです。
この状況をどうにかしたいと思う反面、行動を起こす勇気が持てずにいます。