最近、私は自分の将来に不安を抱えるようになりました。
55歳になり、子供たちも独立して家を出て行った今、夫と二人三脚で新しい人生を歩もうとしています。
しかし、ふとした瞬間に襲ってくる老後の資金の不安が、心の中で大きな影を落としています。
私たち夫婦は、退職金や年金をもとに生活をしていくつもりですが、果たしてそれで十分なのかと考えると心配が募ります。
特に、今までの生活費や医療費、さらには老後の夢であった旅行などの資金も準備しなければならないと感じると、ますます不安が膨れ上がります。
私たちは田舎に住んでいて、自然に囲まれた静かな生活を楽しんでいますが、近所の友人たちが次々と旅行や趣味を楽しんでいるのを見ると、羨ましく思うと同時に、私たちにはそれができるのだろうかと自問自答します。
夫は比較的冷静で、将来について楽観的に考えていますが、私は彼を見ていると時々もどかしさを感じてしまいます。
夫婦で同じ方向に進むはずなのに、私の不安は解消されず、心の中で葛藤が続いています。
最近、私は自分の気持ちを整理するために、毎日のようにノートに思いを綴ることにしました。
今までの生活を振り返り、いかに私たちが将来に備えてきたかを再確認する作業です。
すると、少しずつ冷静になれてきましたが、同時に今後の資金計画をもう少し具体的に立てる必要があると感じるようになりました。
どうすれば安心して老後を迎えられるのか、具体的な行動が必要です。
また、友人たちからの老後を楽しむための資産形成についての話も影響しています。
彼女たちは、早めに投資を始めたり、専門家に相談したりしているようです。
しかし、私にはその勇気がありません。
お金のことを考えると、どうしても不安が先立ち、行動に移すことができないのです。
周囲の人々が楽しそうに未来について語るのを聞くと、さらに自分の選択肢の狭さを感じてしまいます。