最近、夕食の時間が苦痛に感じることが増えてきました。
私たち夫婦は結婚して15年が経ち、子供たちもそれぞれ大学と高校に進学し手がかからなくなった今、二人だけの生活が始まると思っていたのに、現実はそう甘くありませんでした。
毎晩テーブルに並ぶ食事は同じものばかりで、会話もほとんどありません。
夫は帰宅後すぐに自分の趣味のことに没頭し、私一人が食卓の準備をする毎日。
彼が自分の好きな時間を大切にするのは理解できるけれど、私自身の時間はどこに行ったのでしょうか。
家事の分担についても、私はいつも不公平感を抱いています。
私が早朝から掃除や洗濯をしている間、夫は何時間も趣味に時間を費やしています。
彼は週末に友人とゴルフに行くことを楽しみにしていて、そのための出費も私たちの生活費から出ていますが、私の趣味や友人との時間は後回しにされがちです。
夫にこのことを話そうとしたことも何度かありますが、毎回今は忙しいから後でと流されてしまい、結局そのままに。
私の心の中には不満が募り、時には孤独感も感じるようになりました。
先日、友人と話していて、彼女はあなたが何を考えているか、夫にちゃんと言った方がいいよとアドバイスしてくれました。
その時、私は自分の心の内を伝える勇気がなく、ただ彼女の言葉を聞き流してしまったのです。
彼女は背中を押してくれたつもりなのに、私はその一歩を踏み出せないでいます。
夫に自分の気持ちを伝えて、彼との関係を見直すべきなのか、それともこのまま黙って我慢し続けるべきなのか、本当に悩んでいます。
私が抱えるこのジレンマは、夫との関係だけでなく、私自身の人生に対する選択をも問いかけているように思います。
熟年離婚という選択肢も頭をよぎりますが、果たしてそれが本当に解決策なのか、私にはわかりません。
周囲の友人たちもそれぞれの家庭のことを抱えているし、私に同じような悩みを持っている人がいるのかもしれないと考えます。
冷たい夕食を共にしながら、ふと孤独感に襲われる日々は続いています。